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■ 年頭自警2015. 1.10

一.年頭まず自ら意気を新たにすべし
二.年頭古き悔恨を棄つべし
三.年頭決然滞事を一掃すべし
四.年頭新たに一善事を発願すべし
五.年頭新たに一佳書を読み始めるべし

 平成二十七も、安岡正篤さんのこの年頭自警でスタートしたい。決意と実行の五項目をひとつひとつ確認したところで、年頭にあたり、もっともっと稽古したいという気持ちでいっぱいになっている。齢を重ねるごとに身体が硬くなり、関節に痛みが増してくるが、いまも稽古できる身体に感謝。
 現在、百歳で、マスターズ水泳大会の世界記録を二十四個保持している山口県田布施町の長岡三重子さんがおられる。食事には随分気を使っておられるかと思ったが、意外とそうでもないようだ。九十五歳までは魚が多かったが、世界記録を出してからは肉が多くなったとか、また、好きなものは何でも食べ、嫌いなものは一切食べないとのこと。
長岡さん、百歳の誕生日に「百すぎて熱と力で希望の丘へ」と色紙に書かれた。努力を怠ると情熱は失われる、情熱がなければ努力もない、情熱は目標である希望の丘からもらっているようだ。長岡さんのように、老いてますます輝き、人に影響を与えることができるような生き方をしたいものだ。
 合気道においても、自分自身の力で、情熱を失わないように、目標を定めて懸命に努力することが大切だ。しかし、指導者のために炎を消してしまうことがある。私自身、つまらない稽古にならないよう、よくよく注意しなければならない。まずは、今年一年の大きな目標を掲げ、確実に、なにがなんでも、実現していく決意で頑張ろう。


合気道光輝会/大畑博