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■ 年頭自警20162016. 1.10

 一.年頭まず自ら意気を新たにすべし
 二.年頭古き悔恨を棄つべし
 三.年頭決然滞事を一掃すべし
 四.年頭新たに一善事を発願すべし
 五.年頭新たに一佳書を読み始めるべし
 (安岡正篤さんの年頭自警より)
 年末の慌ただしさから一転、すがすがしい気持ちで穏やかな正月を迎え、新しい年の始まりとなる。我が家では毎年恒例の初詣でに、家族で今年一年の家内安全を祈願するのだが、今年は跡継ぎらしい若い神主さんと二人でのお祭りとなった。この神社は跡継ぎができて将来の不安はないようだが、当会においても、いつまでも稽古できる体制を作る必要を感じた初詣でとなった。ちなみに今年のおみくじは末吉2回。
 今年は大晦日に風邪を引き、炬燵での寝正月となったが、おかげで一年間の目標設定をじっくり考えることができた。合気道の稽古においても、ひとり一人が目標を持ち、それを一年間実行し、一歩一歩前進して行くことが大切なことだ。
 “古き遺恨を棄つ”ことは気持ちを整理することで実現。“滞事を一掃”することは「ヨシ!やろう!」で実行、時間がないからできないと思えば、いつになっても実現できない。“一善事を発願”は小さなことで良い、人の役に立つことを続けよう。“一佳書”は書店の展示コーナーに行けば話題の本に出合うことができる。
 悔しくもブリッジができなくなった私ではあるが、合気道の稽古に支障はないし、受け身も衰えたという実感はまだない。年齢に関係なくできる合気道の素晴らしさがある。“心身一如”という言葉があるが、身体が衰えると心も衰えるのではなく、逆に、心が衰えなければ身体も衰えないということを意味する。老いて増々盛んとなるように気力を充実し、皆さんと合気道の稽古を楽しみたい。


合気道光輝会/大畑